<スピアーズさん広告>東京メトロが一転、無修正掲示認める妊娠中の米国の人気歌手、ブリトニー・スピアーズさんのヌード写真を表紙に使った月刊誌の広告が「刺激的すぎる」と腹部から下を隠す修正を求められた問題で、東京メトロは24日、一転して修正なしの掲示を認めた。再審査で「あまり刺激性を感じない」と判断したという。
何やら、一度は修正を求めた東京メトロ側に對して批判が出てゐるやうですね。「母に成る喜びを表す冩眞と、わいせつとの區別がつかないなんて殘念」だの「おなかが大きい事や姙娠をわいせつであると意味附けしてゐて、大人げない」だの書かれてますがどうなんでせうか。私はさうは思ひませんね。東京メトロの判斷は適切だつたと考へます。
姙婦で有らうが無からうがどうでも好いんです。おなかが出てゐるか如何かなんて問題にしてゐない。「全裸の下半身」は公的な場所に於いて「刺戟が強すぎる」と云ふだけ。姙婦だから何う此うでは無いのです。實際、冩眞は十分エロいですから。
扱つてゐるテエマが「生命の誕生」と云ふことで、受け取る側が勝手に神格化したり、藝術と看做したりするのは一向に構ひませんが、其の價値觀を見る人全てに押附けるのは如何かと思ふのです。「此樣なに神々しいものを、エロに取るなどとは歎かはしい」と云ふ主張なわけでせう。其樣な事云つたつてエロいものはエロい。エロいと感じる男が少なからず居る、と云つてゐるんです。
男なんて、ミロのヴヰーナスだらうが、ジャンヌダルクだらうが、一度は性の對象として見るものなのです。其れを情けないだの大人げないだの云はれても知らん。
抑々出版社側も、話題性が有ると踏んだのは、さう云ふ男性からの性的視點を加味したからこそでせう。「姙娠の喜び、素晴らしさを傳へる事」だけが表紙掲載の意図なら、亞米利加のニューセックスシンボルと呼ばれたブリトニーを態々全裸で起用するのは愚行と云はざるを得ません。もつと性の對象から掛離れたイメエジの被冩體を選べば善い。
百歩讓つて、假に出版社側がさう云つたセクシヤルな面を全く意図せず表紙を製作したとして(其樣な空氣の讀めぬ出版社が資本主義社會で生き殘つて行けるとは思ひませんが)、既に本國で彼れだけ話題を呼んだ後な譯ですから、世間の反応は把握してゐる筈。「わいせつとの區別がつかないなんて殘念」と云ふ副編輯長の發言は、雜誌を買ふ讀者一般にも向けられてゐる事に成ります。「話題に成れば成る程儲つて笑ひは止まらないけど、うちの讀者にはエロ馬鹿が多くて殘念ね」と云ふことなのでせうかね。
ブリトニー妊婦ヌード、東京メトロは修正[ 日刊スポーツ ]
<スピアーズさん広告>妊娠姿にシール…東京メトロ表参道駅[ 毎日新聞 ]
東京メトロ「降伏」 ブリトニーのヌードそのまま掲載[ J-CAST ] *写真あり